施工時注意事項
下地処理
コンクリート下地の状態は、アイゾールEXの塗布効果や接着性に直接影響を及ぼしますので、次の点に注意して施工を行なってください。
- 新設構造物に塗布する際には、下地の汚れやエフロレッセンスがある場合は、ケレンなどで除去して下さい。下地に汚れやエフロレッセンスなど付着している場合にアイゾールEXを塗布すると、付着力が低下し、塗膜の剥離の原因となります。
- 既設構造物に塗布する際には、サンダーケレン(推奨)や高圧洗浄を行ってください。特に脆弱部、汚れなどは十分に除去してください。
- 塗布面にジャンカ(豆板)や欠けなどがある場合、ポリマーセメント系断面修復材により、断面修復工を行なってください。また、エポキシ系断面修復材・パテ等を使用した場合は、アイゾールEXの付着性や浸透性を阻害しますので、使用は避けてください(不陸調整工も同様です)。
- 0.2mm程度までのひび割れに対してはアイゾールEXの塗布で充填されますが、それ以上の幅のクラックに対しては、所定のひび割れ注入工を実施した後に、アイゾールEXを塗布してください。ひび割れ注入工はセメント系注入材を推奨しています(1mm程度までのクラックに対しては,エポキシ系注入剤でも可能)。
- 躯体表面のセメントモルタル分が経年劣化により消失し、粗骨材が露出している場合や、巣穴がある場合には、状況に応じてポリマーセメント系薄塗り補修材により下地調整を行ってください。下地調整工を実施する場合は、必ず金鏝にて仕上げを行ってください。下地施工の仕上がりが、アイゾールEX塗布後の最終的な仕上がり表面に反映されます。
- アイゾールEXは、水性材料のため、含水率などの下地の水分管理(水分率)は特に設定していません。ただし、早期の塗膜形成のため、表面が乾燥していると視認できる状況のもとで使用してください(通常 表面水分含水率8%以下)。下地が濡れている場合は、ブロアーなどで強制乾燥させるなどの措置を行ってください。
工程例
規定塗布量 (ローラー・刷毛・吹付) |
0.25kg/㎡~0.3㎏/㎡ | |
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液体色 | 乳白色(硬化後 半透明塗膜)・調色(グレー色) | |
施工方法 | ローラー・刷毛 (通常2回塗り) |
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吹付 |
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注意事項 |
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